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ブラックキャブの試験は医師並みの難関資格!世界一難しい理由とは?

 

“ブラックキャブ”と言う言葉、

知っている方は案外、少ないかも。

 

実はロンドンを走るタクシーのことで

車はクラシックカーのようなこんな車体の車。

blackcab2

少し丸みを帯びた古風な車体が特徴的で

ルーツは17世紀の辻馬車にまで遡るとも。

 

なるほど、伝統と格式を重んじる

イギリスらしいところです。

 

このブラックキャブと対象的に

イエローキャブは皆さんご存知、

アメリカの各都市を走り回るタクシー。

blackcab4

ごらんのように、 車体が黄色く塗りたくった

ニューヨークの象徴とまで言われる車です。

 

そのイエローキャブの車体を日本の日産車が

採用されて話題になったのが2013年暮れの事。

 

日本でも2020年の東京五輪を見据え、

大きな荷物をもって来日する海外からの

観光客に対応するため、従来のタクシーでは

大型のスーツケースを積むのがネックでした。

 

それを解消するために、ワゴンタイプの

イエローキャブが東京を走り回るそうです。

 

広々とした室内空間と荷室スペースを確保し、

これまでのセダンタイプ並みの

乗り心地を実現しているそう。

 

ニューヨークの象徴とも言うべき

あの“イエローキャブ”が日本で走る...

何だか感慨深いものがあります。

 

で、今回の記事はイエローキャブの

話しではございません。m(_ _)m

 

筆者も初めて知った

ブラックキャブについての情報。

 

えぇぇ!?

ほんまかいな!

と、驚愕の事実を知る事に。

 

何でも、ブラックキャブの運転手になるには

弁護士や医者になるのと同じ位の

難関試験を突破した者しかなれないとか。

 

えっ?

タクシーの運転手やろ?

タクシーの運転手になるのに

何でそんな難しいの?...と。


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運転手の頭脳はナビより優秀

このブラックキャブの運転手になるには

ロンドン市内の道路や建物に関する知識が

筆記試験だけでなく、7段階にわたり実施。

 

筆記試験では目的地までの最短ルートが

白地図に描くことが要求され、

合格した者だけが次の試験に進めます。

 

面接官との口頭試験では、最短ルートの

“全ての”道路や交差点の名称、右折左折の

方法を素早く答えなければなりません。

 

受験生は様々な場所からの

最短ルートを試されるため、あらゆる建物の

名称と位置を頭に叩き込みます。

 

試験に合格するため、多くの受験生は

自転車やバイクで街中を走り、

メモをとりながらの実地学習は必須。

 

その自転車やバイクでの実地学習はなんと、

地球2周分の距離を走行するという。

 

また、多くの受験生は試験を突破するため、

専門の予備校に通っているようです。

 

合格まで数年間の受験生活を余儀なくされ、

試験に合格した者だけがブラックキャブに

乗る事が許されるのです。

 

“予備校”まである事に驚くとともに、

超人的な記憶力が求められる受験生達の脳。

その脳をロンドン大学の神経学者が調査。

 

すると、記憶をつかさどる脳の“海馬”が

一般人よりも大きいことが判明。

その海馬は試験をくぐり抜けるごとに

さらに大きくなっているとも。

 

また、膨大な知識が求められる

筆記試験と口頭試験だけでなく、

高度な運転技術も求められます。

 

それ故、“世界一難しい試験”と言われる

ロンドンのタクシー免許試験なのです。

 

...と、ここで疑問が。

そんな苦労してまで何故、

タクシーの運転手になりたがるのか?

 

地球2周分を自転車やバイクで走りまわり、

合格するために予備校まで通い、

数年間もの受験生活をするなら何か

他の仕事があるのでは...と。

 

どうやらそこにはこんな事情があるようです。


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市民の尊敬を受けられる「栄誉」

ロンドンにはブラックキャブ以外にも

minicab(ミニキャブ)と呼ばれる

タクシーが存在。

 

しかし、ミニキャブを利用するには

電話予約した客のみが乗車できると言います。

 

つまり、街を走りながらお客を乗せる権利は

ブラックキャブの運転手のみの特権。

 

あまりにも難しい試験のため、

運転手の数は常に一定数の状態。

そのため、収入も安定しているという。

 

彼らは皆、個人タクシーの業態となり、

運転手であるとともに経営者の身分。

 

生活や仕事のスタイルを自分で決める自由な

ライフスタイルも魅力のひとつだそうです。

 

そしてなによりもブラックキャブに乗る事は

ロンドン市民の尊敬と羨望の的になるという。

 

超難関の試験を突破した者だけに与えられる

“グリーンバッジ”を胸に付ける事が何よりも

最大の栄誉なのかも。

 

ところが近年ではブラックキャブの運転手に

大きな変化が起きているようです。


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イギリス社会の縮図

ブラックキャブの運転手はほとんどが

白人男性達。

 

対して、ミニキャブや“白タク”と呼ばれる

プロの運転手でない一般人が隙間時間を使い、

客を運んでいるのは移民が多いのが特徴。

 

どうやらロンドンオリンピックから

その数は増え続け、今やブラックキャブの

 

運転手達を脅かす存在に。

 

そのため、各地でいざこざが絶えないとも。

これらの問題は移民排斥派対移民という

イギリスが抱える社会問題の縮図とさえ。

 

規制緩和も必要かもしれませんが

伝統と格式のあるブラックキャブを未来永劫

残して行く施策も必要なのでは?と。


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