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西堀耕太郎の和傘照明とは?経歴プロフィールや日吉屋の場所も紹介!

 

和傘をさして歩く人は都会で見かけることは

ほとんどなくなりました。

 

かさばると言う理由や重い、耐久性がない等、

様々な欠点があげられるようです。

 

でも、古典落語や歌舞伎などの

伝統芸能の世界では和傘は必需品。

そして何より舞妓さんには和傘が似合います。

nishihorikoutarou2

もし、舞妓さんが洋傘をさしていたなら

その魅力も半減するというもの。

 

今回の記事はいつしか忘れられた存在の和傘を

現代に蘇らせたひとりの職人に注目。

nishihorikoutarou3出典:http://stories.mitsuihome.co.jp/61.html

 
どうやら廃業寸前の和傘屋を立て直すばかりか

年商を100倍にまでしたと言います。

 

その人の名前は西堀耕太郎氏。

和傘の魅力に取り憑かれ、和傘から発展させた

様々な商品を世界中に販売している凄い人。

 

西堀耕太郎氏の経歴プロフィールは?

一体どんな商品を作っているのか?

年商が100倍って?

 

そんな気になる事を調べてみると...!?


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「京和傘」日吉屋の当主は元公務員

伝統工芸の和傘を製造販売する

日吉屋の五代目当主である西堀耕太郎氏は

和歌山県新宮市役所に務めていた公務員。

 

高校卒業後、カナダに留学経験がある

西堀耕太郎氏が新宮市役所で配属されたのは

地元をアピールする観光課。

 

地元の新宮市を知って貰うために

手探りでホームページを立ち上げたことも。

 

西堀耕太郎氏の奥さんも同じ新宮市の職員で、

結婚されたのは23歳。

 

その奥さんの実家は江戸後期から150年続く

京和傘の日吉屋でした。

 

夫婦揃って公務員なら

安定した生活が送れるはずですが、

その生活を蹴って京和傘の世界に飛び込んだ

西堀耕太郎氏。


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当時は双方の親から大反対にあったそうです。

しかし、その反対を押し切って京和傘の

世界に足を踏み入れたのは、その“美しさ”。

nishihorikoutarou8出典:http://www.wagasa.com/

 
ですが、その美しさを誇る和傘の現状は

惨憺(さんたん)たる現状だったそう。

 

かつては隆盛を誇った和傘も洋傘に押され、

京都でも和傘を製作している工房は

奥様の実家である日吉屋の1軒のみ。

 

売上げも年商100万円。

家族だけで細々と守り続けてきた

日吉屋も廃業寸前の状態。

 

しかし、和傘の魅力に取り憑かれた

西堀耕太郎氏はこのピンチを

あらゆる手法で脱却します。

 

その手法のひとつがインターネット。

公務員時代に関わったホームページから

日吉屋のページを作り、情報発信。

 

当時はインターネットの黎明期の1997年で

ネットで買い物をする人がまだ少数の時代。

しかし、ネット人口の増加に比例して

販売本数も加速度的に増える事に。

 

売上げが増えることになりますが、

和傘だけではいずれ“頭打ち”になる

そう考えた西堀耕太郎氏は次の一手を。

 

それが和傘の要素を取り入れたデザイン照明。

シェードに和傘の骨組みと和紙、開閉構造を

取り入れた革新的な照明器具でした。

nishihorikoutarou9出典:http://info.clip-fromkyoto.com/2008/02/kotori.html

 
KOTORI(古都里)と名付けられた照明器具は

2006年1月に発売されるや、翌年に

グッドデザイン賞特別賞を受賞。

数ヶ月先まで予約が入る人気商品に。


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譲れない職人魂

KOTORI(古都里)誕生のきっかけは

照明デザイナーのアドバイスでした。

 

「デザイナーの視点で見ると現代の

インテリア事情に合わないので三角錐から

筒型にしませんか」と。

 

傘はやっぱり三角錐とそのアドバイスに

当初は懐疑的だった西堀耕太郎氏ですが

取り敢えず助言どおりに製作してみると...

 

予想に反して筒型のランプが絶賛されます。

この時に“マーケットニーズ”に合った思考が

大切であることを痛感させられたと言います。

 

しかし、この時に西堀耕太郎氏には

どうしても“譲れない”思いが。

それは・・・

 

開閉構造を持つ照明器具でした。

西堀耕太郎氏はこのように話しています。

「筒型だけなら竹籠屋さんでもできる」と。

 

傘屋が作るんだから開閉できて、和傘の

綺麗な骨組みを見せたいと提案。

 

この提案は照明デザイナーに驚きを持って

迎え入れられます。

 

相反する考えが融合された時に

新しい商品が生まれるのかもしれません。

 

 

グッドデザイン賞を受賞したことで

西堀耕太郎氏は国内の展示会と同時に

海外にも視野を向けます。

 

海外では様々なトライ&エラーを繰り返し、

ネットワークを構築していった結果、

現在では15ヵ国に代理店を持つと言います。

 

また、日吉屋の知名度が上がるにつれ

様々な企業やブランドからコラボの依頼が。

 

特筆すべきはファッションデザイナーの

桂由美さんからパリコレのパートナーに

選ばれたことでしょう。

nishihorikoutarou4出典:http://www.wagasa.com/

 

1000年の歴史を持つ和傘。

その様式美に磨きをかけ、次はどんな

照明器具を世界に送り出すのか?

 

世界中が日本の和傘照明で溢れる事を

期待したいものです。

“日本人サイコー”と。

 

一時は廃業寸前の日吉屋の危機を立て直した

西堀耕太郎氏は現在、日本の伝統工芸を

海外に紹介すべく、自身の経験から

精力的に動いていると言います。

 

それは職人の技術、伝統工芸品を企画から

開発、展示会への出店と販売までの

サポートを行うというもの。

 

 

日本には優れた伝統工芸品が沢山あります。

海外では日本へ興味を持つ人が多い昨今、

“クール”な商品を届ける事は必然。

 

本当に凄い人ですね。

こんな人が日本を変えていくのかも。

 

で、記事の最後ですが

日吉屋の場所をご紹介。

 

和傘と和傘照明にご興味があれば

ふらりと立ち寄ってみてはいかがですか?

オーダーメイドも受け付けているようです。

 

世界であなただけの1本。

オーダーメイドの和傘は贈答品としても

価値があるものと。

 

伝統工芸『京和傘』日吉屋

住所:
京都市上京区寺之内通堀川東入ル百々町546

電話:075-441-6644
営業時間:10:00~17:00
定休日:年末年始
アクセス:市バス堀川寺之内下車徒歩約2分、
     地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」
     下車徒歩約10分
HP:http://www.wagasa.com/


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